PROWHEELの60TチェーンリングFD17-60Yのレビュー!BCD130mm、安価でチェーンガード付きの優秀な一品

最近ミニベロの魔改造計画を立てているのですが、その部品を今集めている最中で、前回はPROWHEELの中空クランクを入手してレビューを行いました。そこそこ軽量で悪くはなさそうだったですし、PROWHEEL自体は悪いメーカーではないので全体的に信用しています。

前にレビューしたクランク

今回はそんな上記のクランクにつけるチェーンリングを購入したのでそのレビューになります。具体的にはPROWHEELの「FD17-60Y」という製品になります。

ここで、簡単にスペックを紹介しておくと、60T、BCD130mm、チェーンガード付き、オフセットありといった感じのスペックになります。気になった人は是非最後まで読んでいってください。

目次

筆者の用途

私はミニベロ魔改造計画で計画している通り、ミニベロの魔改造を考えているわけですが、欲しいのが普通の20インチなどではなく、さらに小さい14インチなので改造するにしても、リアのコグを小さくするだけでは物足りず、フロントチェーンリングを大型化する必要があるわけですね。

そのために今回レビューする60Tのチェーンリングが必要になったわけですね。

リンク先の記事ではAL-FDB140(BYA412)とログ アウトランクのどちらかを検討しているわけですが、これを買った時点でもうどちらにするか決まっているんですよね。

ていうのもBYA412系フレームはチェーンラインの都合上、チェーンリングを内側にかなり寄せなければならないので、大型のチェーンリングを選択すると、フレームの折り畳み機構に干渉してしまうんですね。60TなんてBYA412系では使えません。なのでこれはアウトランク用です。

ここまで大型のチェーンリングを使うのは大体は14インチや16インチの自転車、さらに言えば折り畳み自転車になると思うので、大型チェーンリングを選ぶ際はフレームへの干渉を気を付けたいところです。

公式スペック

商品ページに掲載されているスペックをまとめておきます。Aliexpressで購入しましたが、その製品ページは以下です。

https://a.aliexpress.com/_mKkU8QN

加えて、このページではFD19という別の製品も掲載されているので合わせて紹介しておきます

こちらにのっているスペックは以下になります。

FD17シリーズFD19シリーズ
歯数56/58/6056/58/60
重量171/182/199g
(157/167/174g)
157/167/174g
チェーンガード×
ナローワイド×
FD17/FD19シリーズの比較

チェーンガードの有無と、ナローワイドチェーンリングであるかどうかの違いといった感じですね。

ただ、チェーンガードの有無は結構大きそうなのに、掲載されている数字が同じなのは正直怪しいのですがどうなのでしょうか。

少し調べてみたところ、他のサイトではFD17の重量が別に記載されていたので上の表のような表記にしてあります。おそらくは、下の方の重量は誤植だと思います。

あとはオフセットについての表記があるのですが、写真で見た感じだとどちらもオフセットされていない気がするので掲載は控えます。

FD17の方はチェーンガードがある分内側に歯の部分が寄っています。これに関しては、後述のフォトレビューの項で紹介します。

フォトレビュー

パッケージの写真などを掲載します。

パッケージ表側
パッケージ裏側

裏側に書いてある情報によると、素材は「AL6061」で10S/11S用として作られているみたいです。フロントシングルなら正直そんな気にするようなことでもないと思います。私はシングルスピードに使うつもりですし。

あとは下の補足を見る限り艶消しの黒と書かれて要るっぽいのでもしかしたら他のところには艶ありの黒とか別の色の設定があるのかもしれませんが、特に他の色を見つけたとかないのでわかりません。

開封

開封すると中には、チェーンリングのみがはいっていました。私はAliexpressで注文したわけですが、購入したストアでは別でチェーンリングボルトが入っていました。6mmで磁石についたのでおそらくは鉄製です。パッケージの中に入っていたわけではないので注意です。

表面

表面はこんな感じです。

表面の細部1
表面の細部2

割と柄がついています。メーカーロゴもついてます。りなみに、これは公式サイトによると、レーザー加工とのことで、気に入らないという方は塗るみたいな手法をとる必要がありそうです。

チェーンリングのオフセット
チェーンリングのオフセット

チェーンリングはチェーンガードがついているのもあってオフセットがあります。写真の通りです。イメージとしてはクランクの取付穴のある部分とチェーンリングの部分がツライチになる感じですね。

裏側1
裏側2
裏側3

裏側はこんな感じです。チェーンリングがオフセットされているため曲げ加工がされていますね。また、型番の表記もあります。裏側は変速用の溝などが用意されていないので、フロントシングルでの運用が前提のようですね。

多段で使う場合は力で無理やり押し上げるしかないので、変速性能は最悪だと考えられます。

実際に取り付けてみた
チェーンリングボルト周辺
裏側から

同じメーカーのクランクにきれいにつきました。制度も全く問題なさそうです。

私の取り付けているクランクが気になる方は以下の記事をご覧ください。

取り付けも問題なさそうなのと、チェーンリングも目に見える歪みもないです。この品質がこのお値段なら満足です。

追記:重量を量ってみました

2021/6/28に追記。

デジタルスケールを購入したので、実際の重量を測定してみました。

タニタ製で安価ですが精度のいいスケールを使った結果以下のようになりました。

実測重量

201gでした。公式スペックによると199gとのことだったので許容範囲の誤差でしょう。

一応、チェーンリングボルトの重量も計測しました。もった感じずっしりなので、おそらく鉄製です。

付属のチェーンリングボルトの重量

4.1gでした。アルミ製よりは重いですね。フロントダブル用のアルミ製のチェーンリングボルトが1.8gだったので少しでも軽量化を目指す場合は付属品以外の軽量ボルトを使うのがおすすめです。

まとめ

安価にチェーンガードのついた60tチェーンリングを入手することができます。国内で探すと、60tチェーンリングでチェーンガード付きのものは高価で試しに購入するにしては手が出にくいものですが、3500円ぐらいであれば気軽に試せます。メーカー的にも問題はありません。

欠点としては中華通販を使わないといけないところなので、抵抗がない方、待つことができる方はおすすめです。

あとはスペックばかりにこだわりすぎて、フレームとの干渉があって使えないということにはならないようにだけ気を付けましょう。

以上です。お読みいただきありがとうございました。

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