RAIJINTEK METIS PLUSにITXマザボでグラボを2枚積んでみた。割と無理なく小型マイニングPCが出来上がりました

RAIJINTEKから販売されているITXケースとしては安く、ATX電源が搭載可能で、CPUクーラーも割と大型なものが積めるということから定番のMETIS PLUSについてのお話です。

上に書いた以外にもアルミケースだったり、色が豊富に設定されていて良いケースですが所詮は小型さを重視したITXケース。GPUの長さはITXサイズなのでおおよそ170mmぐらいまでしか入らないなど制約は多いです。

しかしそれを強引に何とかしたいと思うのが自作の楽しみ方というもの…!

というわけで今回はMETIS PLUSにグラボを強引に2枚積んで積んでみようというお話です。

目次

今回使いたいもの

今は最高のマイニング時期となっていて古いPC資材も生きる環境になっています。これは古いパーツを活かすなら今しかないということであまり部品で組むPCをマイニング用にしたいと思いました。

マイニング用PCと言えばグラボを複数積むのが良いわけですが、私のあまり部品はITXのケース…リグを作るという手段を考えましたが、そもそも余っているのはITX用のマザボで普通は1スロットしか存在しないので色々しないといけないなということに気づきました。

そんな今回の所持している一般的な構成パーツは以下です。

  • CPU: Ryzen 3 2200G
  • M/B: MSI B450I Gaming Plus AC
  • RAM: DDR4-3733 8GBx2 (3200で動作予定)
  • GPU: ASRock Radeon RX570 Phantom Gaming M1 x2個
  • 電源:Thermaltake TR2 Bronze 450W(ATX電源)
  • SSD: KIOXIA SSD 240GB SATA接続(レビュー記事)
  • ケース:RAIJINTEK METIS PLUS

これに加えてマイニング用パーツを一つと変換ケーブルを一つ使います。また、今回はるラボを2枚積むためにM.2を使用するのでSATA接続のSSDが必須です。

さてこんな環境でグラボを2枚積みするためにあれこれ考えてみました。

必要な部品

次にどんな風に2枚積みするかとそれに合わせてどんな部品が必要になるかを考えていきます。

まず、普通に組んだ時にどうなっているかを見ながら入れる場所を考えていきます。

とりあえず普通に組んでみる

ひとまず普通に組んでみました。この時点でコードの山を丈夫にぎゅうぎゅうに詰めているのでなかなか不健康そうな状態です。ここら辺はプラグインケーブルにでもしない限り解決しなそうなので気にしないことに。

また、後々ファンは追加して上部と背面に1個ずつつけれる限り付ける予定です。今回はマイニングマシンにするので熱の処理は重要です。

さてこの状態で入れれる場所と言ったらもうCPUの上とかしかないのでこの部分にどうにかこうにか入れる方向で検討するしかありません。

写真は撮っていませんが、もう1枚のグラボをPCIブラケットを外したら入ったのであとは配線がなんとかなれば入りそうです。

で、普通のPCIe x16は使っているのでどこからPCIeを引っ張てくるかということになるのですが、上述のようにM.2から引っ張ってきます。こんな部品を使います。

M.2 to PCIe 変換ケーブル

これを使えばPCIeをM.2から引き出しつつ電源の供給もきっちりできます。必ず電源が別のピンで供給できるものを購入しましょう。安定させるためには電源供給用のコネクタは必須です。

しかし、実はこの部品を使うにしても問題がまだっ一つあります。M.2のコネクタの位置です。マザーボードによっては表側にスロットがあるケースもありますが、今のところはITXマザボの場合は裏側についていることが多いと思います。

見にくいですが、裏側です。

私のマザボの場合は裏側にあって後ろのバックパネル用の開口部の部分から半分ほど見えている状態です。しかもM.2 SSDとケースとの開口部との隙間はほとんどありません。

さてここで先ほどのM.2とPCIeの変換ケーブルをみると、ど真ん中にUSB端子が存在しています。もしこれを買ったとして干渉しないかどうか…

ただ、色々調べてみたのですが他のタイプとしてはType-Aのポートがついているものだったり、M.2のボードにPCIe x4が出てしまっているもので、一番他の形で有力だったのがフラットケーブルで取りまわすタイプのものでした。ただフラットケーブルの者は曲げたり力に弱く不安定な印象があるのでどのタイプも結局不採用。

結局今回は一番最初に挙げた写真のタイプのを買うことにしました。Amazonなどには売っていなかったので、Aliexpressから購入しました。

そして実物はこんな感じでした。

入るかなぁ…

見た感じ小さなUSB端子の部分自体は入りそうですが、ケーブルの部分の太い場所が入らなそうな予感がします…。あとは相性問題や不良品でないことを祈るばかり。

あと、写真には写っていませんがSATA電源端子からPCIe電源端子用の変換ケーブル(ライザーカードにさすために電源用ケーブルです)もついていたので買ったものだけで完結します。

さて、これで一番重要なPCIeを拡張する手段は得たので残りは雑多なものがないかを見ていきます。

私の使っている電源にはPCIe用の補助電源コネクタは8pinが一つしかありません。しかし電源にもう1本いります。上のライザーカードにさすものとは別にグラボ本体用にさすケーブルが私の場合は必要なわけですね。

なので余っている端子から、PCIeカード用補助電源に変換できるケーブルが必要になります。なので私は以下のようなケーブルを購入しました。

変換名人 IDE to PCI-E電源ケーブル

ペリフェラル4pinからPCIe用に変換するケーブルを選びました。それ以外にはSATA端子が余っていたのですが、規格上SATAは75Wまで供給できる端子で、ペリフェラルは95Wまで供給できる端子だったはずなのでより規格上の許容電力の大きいペリフェラルからの変換ケーブルを使いました。

とはいえ消費電力自体は120W程度なのでどちらを使ってもPCIeコネクタ本体からの電源供給を考えると割と余裕があります。

これで配線もできるので必要なものは全部のはずです。

なので、今回確実に必要となるのは

  • M.2 to PCIe変換パーツ(ライザーカード)
  • PCIe電源用変換ケーブル

の二つでした。PCIe電源用変換ケーブル自体は電源の端子が豊富であればいりませんね。また、ライザーカードには大体電源用のケーブルがついてくると思いますがこれもなかったら買わないといけません(殆どの場合はついてくると思いますが)

さて部品を揃えたので実際に組み上げていきます。

実際に組んでみた

さて実際に組んでいきます。キモとなるM.2を変換してPCIeに変換するライザーカードの装着からやっていきます。

さて、装着!と思ったのですが、買ったときの予想通りケーブルの太い部分が干渉してうまいことはまりません。

まあ別にケーブル自体は汎用品なので最悪壊してもいいし、失敗してもいいやという覚悟の元ケーブルを彫刻刀で削りましたw

その結果押し込んで入れることに成功しました。

わかりにくい…

わかりにくいと思いますが、ケーブルの端の方と太くなっている部分を削っています。これで入ったので次は適当にケーブルと取りまわして、あらかじめPCIeスロットに取り付けたGPUと一緒にケースに縦に入れます。

また、このとき私の場合はPCIブラケットを外しました。170mmぐらいの大きさのグラボを入れる場合は外しておくのがいいと思います。それより小さいならつけたままでも入ると思います。

そして結果以下のように無事に完成しました。見えませんがグラボの下に本来あるべき位置のグラボが眠っています。

色々ケーブルを取りまわしたのでケーブルを押し込んでいた場所も少しだけすっきりしました。

また、配線に少し工夫が必要で、電源のコードと干渉してしまうのであらかじめライザーカードをケースの中に入れてからライザーカードの配線をする必要がありました。

逆にこれだけぴったりしていると何も特別なことをしなくてもわりときっちり固定されて動かないです。

ファンに干渉しているように見えるかもしれませんが、これはギリギリ当たっていないので排熱にも問題はありません。

一番熱だまりになりそうなCPUとGPU2枚に板挟みになっている空間からしっかり熱が排出されます。

ただ、載せるだけ載せて宙ぶらりんなのは気が引けるので今回は1本だけねじで止めておくことにします。

底面のところに注目

本来はデバイスの取付用に空いている穴ですが、ここからDVIの固定用のねじ穴が見えたので適当な金具で面積を稼いでねじ止めしてGPUをある程度固定しました。これで安心して運用できます。

さてあとは実際に運用していって問題点がないか探っていきます。

問題点

実際に運用してみると一つだけ問題がありました。というのも熱の問題です。マイニングでアチアチになるように処理させるとだめでした。

まずMETIS PLUS標準の状態でゴム足がある側を下にして、アクリルパネルをグラボがある側にして運用すると今回強引に増設したカードが吸気が熱いのかすぐに熱でシステムが再起動。

排熱がやばいのでこの使い方はなしにしました。

次に、横をアクリルではなく穴が開いているほうをグラボ側にして、アクリル板を背面側にしてみると熱の問題はだいぶ解決したようにも思えました。

しかし、長時間運用すると熱だまりが発生してしまうのか、それとも上から吸気した空気が熱くなってグラボ側に流れてしまっているのかこちらもシステムが再起動してしまいました。

電源も容量的な問題からかかなり暖かい風を出していたのでもしかしたら電源が原因になっているかもしれません。

色々原因は考えられますがとりあえずこの現象はなんとかしないとマイニングPCとしては使えません。

解決方法

穴が開いているほうを使う分には問題はない気がするのですが、今回は一番冷える構成にしたいので以下のようにまずアクリルパネルを外し、それをGPUのファンが見えるようにしました。

アクリルパネルを外した

さらに奥向きは写真のようにゴム足側を下にするのではなくマザボの背面が地面につくような形で設置すると温度の問題は解消しました。

最初はGPUを全力で使うだけで90℃まで温度が上がっていたのですが、こうすることでCPU側も全力で回しても最大でも75℃付近、ファンの回転数にも余裕があって実用的な形になりました

意図としては電源からも相当熱が出るのでそれを横向きに設置することで外へ排熱、マザボ本体にささっているグラボはケースファンもあって外から冷たい空気を拾え、ライザーカードのグラボは上から直接外気を拾えるの。そしてCPU近辺はケースファンによって排熱。

これが意図通りに行けたかはわかりませんが結果としてうまくいきました。

まあ、ここまでしてITXケース使わなくても…とは思いますがこういうぎゅうぎゅう感はロマンがありますしいいですよね。

まとめ

また意味わからないことをしてしまいました。ITXケースでグラボを2枚積み…新規ここまでやる意味はないに等しいです。

私は部位品がもろもろ余っていたのでこんなことをしました。でもやっていて楽しいですし、ぎゅうぎゅうPCにはロマンがあっていいですよ。

ネット上ではMETIS PLUSに268mmの長いグラボを入れたり、MIcroATXのマザーボードを入れたりと実用的な変わったことをしている人が多いですが、私は「グラボ2枚積み」という他に比べても需要皆無な謎のことをしてみました。

結果としては搭載は可能で割と安定して積める。また、普通の置き方だと排熱に問題があるものの、横向きにして一工夫するだけ熱問題も解消するので熱問題は気にしなくてもよいと思います。

需要はなさそうですが、変な記事のネタになったのでよしとします。お読みいただきありがとうございました。

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