ロングアーチブレーキのTRP RG957のレビュー。オフセットブレーキシューを用いたときの比較も!

TRPのRG957のレビューになります。もともとULTEGRAのBR-R8000にオフセットブレーキシューを取り付けていたのですが効きに不満があったので交換して比較してみました。定価が23,00円ぐらいするのでいい効きになることを期待をしています。このレビューではブレーキの効きについてお話します。重量の測定はしません。

目次

TRPのRG957を買おうと思った理由

私のロードバイクのフレームはロングアーチブレーキが標準でついていたのですが、非常に効きが悪かったので交換する必要がありました。色々調べているとほかの方でBR-5800で取り付けできたという話を見たのでスペック上同じアーチサイズのULTEGRAのBR-R8000なら大丈夫だろうと思い購入。しかしホイールのせいか、フレームの精度のせいか、はたまた情報の確認不足だったかアーチの長さが足りませんでした。

私はBR-R8000を無駄にしたくなかったのと、「ULTEGRA」の文字がかっこいいのでなんとかこれで使いたいと思いオフセットブレーキシューを購入しました。

オフセットブレーキシューを使って無理やり装着

皮肉なことにこれでも最初のブレーキよりははるかに効いていてこれでいいやと思っていました。ある日友人のロードバイクに乗せてもらったところ、走りの良さよりもブレーキの良さに驚きを感じました。ていうか最初のブレーキは下ハンドルを全力で握っても全力で踏めば進めてしまうぐらいに効きませんでしたから何を使ってもという感じですね…

「同じULTEGRAでこんなに違うの!?」というのが一番に思った感想でした。それに対して現状のオフセットブレーキシューを使ったままではびっくりするぐらい効きが悪いことに気づきました。ここで目が覚めたとでもいいますか、これはやっぱりよくない取付なのだということに気づいたので、交換をすることに。

昔はSHIMANOから良いグレードのロングアーチブレーキがあったとのことですが、現在は廃盤となり入手困難なのでそれ以外でいいものを探した結果TRP RG957にたどり着きました。しかし具体的な個人ブログのレビューがなかったためこの記事を投稿することにしました。

RG957について

TRPという軽量パーツが得意なメーカーが作っています。ちなみにTRPはTEKTROのレーシングブランドだったと思いますが、評判は悪くありませんよ。

RG957は日本で簡単に入手できるロングアーチブレーキの最高峰です。ほかに海外通販をつかったり、マイナーな代理店が扱っているものだとどうか知らないのですが、国内最高峰のロングアーチブレーキだと思っていいです。定価も23,000円ほどと結構高級で、付属のブレーキパッド・ホルダーのセットで定価7,000円ほどで売っています。

ちなみにほか入手しやすいのロングアーチブレーキはというとTEKTROのR539とかR737あたりか、SHIMANOのBR-R451あたりですかね。R539はオークションで安く流れていて言うほど効きも悪くないようです。

ですが、私は今ULTEGRAグレードのブレーキを使っているというのもあって、安さよりも効きがいいものを選びたいということで、RG957を選んでいます。少しでも効きのいいものを選ぶならRG957がいいと思います。

ちなみに仕様の話をするとリーチは47~57mm、重量は167g/片側、New Super SLR対応となっています。Super SLR対応のレバーと合わせて使うのはSHIMANO的にアウトなのでやめておきましょう。

開封レビュー

開封レビューやっていきます。

今回はRG957のグレーを買ってみました。一応全部の色のリンクを置いておきます。

箱の表側

箱はすごくしっかりしてました。段ボールベースですがいいと思います。個人的にはULTEGRAの箱より好きです。

横から

横にはTRPの文字があります。見ての通り箱が台形になています。

裏には色々書いています。インストールの手順と書いていますが少しフォントが怪しいですね。気にしませんけど。

あと意図が5色書いていますが、RG967の設定であるのはシルバーとブラックとグレーですね。グレーは在庫限りで、マイナーチェンジ後のモデルは国内では黒とシルバーのみの展開となります。

MADE IN TAIWAN

台湾製です。個人的に台湾は大好きなのでいい結果を残してほしいなと期待しつつ開封を続けます。

開封!

開けると前用と後ろ用と分けて入れてくれています。違いとしては止めるボルトの軸長が前の方が長いです。しっかりそれに合わせてシューも右左合わせて付けられています。

付属品

付属品には説明書とカーボンスペーサと、チタンの没入ナットx2が付属。それ以外にTRPのシール2色が入っていました。

裏面

軽量化のためか肉抜きされています。剛性はどうなっているのか気になりました。

ブレーキパッド

シューはINPLACE ROAD PADS (P961)というのがついているみたいですね。写真から判断しただけですが。ちなみに今回のレビューではこのシューは使いません。ULTEGRAグレードのシュー&ホルダーを使います。

重量について気になったのはULTEGRAのシューのセットはTRPのこれと比べると鉄かよというぐらい重かったです。TRPのやつは軽量化を徹底しているなという印象です。また今度ホルダーの剛性を試してみて許容範囲なら軽量化のために変えてみてもいいかもなんて思っています。

色の比較をしてみました

グレーってどんな色って感じに思われるかもしれないのでULTEGRAのブレーキであるBR-R8000と並べてみました。わかりにくいかと思いますが、同じような色です。多分ULTEGRAと組み合わせるような前提で設定した色なんだろうなと思いました。

取付にあたって

実際に取り付けた感想とか注意点です。まず取付のときにあったのが没入ナットの話題ですね。

没入ナットの比較、左が付属のチタンナット、右が確かULTEGRAのブレーキについてた一番長いやつ

カーボンのワッシャーにチタンのボルトとは徹底してるなーなんて思っていたのですがフロント側は付属の一番長いものでも長さが足りませんでした。せっかくのチタンなのに使えなくて悲しい…。しぶしぶもともとつけていたULTEGRA付属のナットを取り付けました。長さが選択できないので使えたらラッキー程度に思っておいたほうがいいかもしれません。

あと気を付けることでいうと、アウターワイヤーについてなのですが、SHIMANOのブレーキはアウターキャップなしてそのままブレーキにつけるような感じになりますが、TEKTROや今回のTRPなどといったほかのメーカーではアウターキャップが必要になることが多いです。RG957もアウターキャップはあったほうがいいタイプでした。

それに加えてワイヤーの取り回しが変わるのでアウターワイヤーも短くする必要がありました。

色々調整したのですが、取り回し的にどうしてもブレーキ本体とシフトアウターが干渉してしまいました。ていうか触覚シフトだからこうなっている感じなので、現行モデルのドライブトレインなら干渉しないと思います。

以下は実走レビューになります。

インプレ

ブレーキに干渉するアウターワイヤーさん

持ちうるものと友人のものとの比較になります。

今回比較するのは以下の3つです。

  • BR-R8000 + オフセットブレーキシュー(1cm オフセット, R55C4)
  • BR-R451 + ULTEGRAシュー&ホルダー(R55C4)
  • RG957 + ULTEGRAシュー&ホルダー(R55C4)

全部シュー自体は同じものを使っています。ホルダー(舟)はオフセット以外はULTEGRAグレードを用いています。なるべく同じ条件にそろえたつもりです。

端的に結果だけ申し上げると、

RG957>>R451>BR-R8000+オフセット

となりました。

感覚の話となりますが、それぞれ説明していきます。

BR-R8000とR451にも結構差がありました。シューの剛性ってこんなに大切なのかと思い知らせることになりましたね。オフセットブレーキシューだと普通に使えばすごく効きのいいULTEGRAブレーキもあんまり効きません。むしろローグレードのR451にULTEGRAシューを取り付けたほうがよく効きます。

R8000についてはブラケットポジションで思いっきり握ってもロックは難しかったのですが、R451だとロックはできますが結構力がいります。ちなみにR451だけ借り物でR2000系のSTIでブレーキのテコの位置が違うのもあって力がかけやすくてこんな風に感じたということです。コントロール性とかも含めてやっぱり普通のキャリパーブレーキの上位モデルのようにいかないなっていうのが正直なところで、ローグレード感は否めませんでした。R8000は見た目だけはかっこよかったんですけどね。

UILTEGRAかっこいいんだけどなぁ…

というわけでRG957なのですが、効きが良すぎて感動しました。オフセットシューってここまでダメなものとかと思い知らされました。体感的に言うと1世代前の6800系ULTEGERAのブレーキぐらいは効いている気がします。スピードコントロールもしやすいし、ロックも程よい力でできるぐらいです。

2400系の握りにくいレバーでこれなのでR2000系レバーだったらもっと使いやすいと思います。私は結構手が小柄で、普通の女性と同じぐらいなのですごく2400系レバーは使いにくい。そんな中でこれほど使いやすいと非常にうれしいですね。

前に山岳ブルべに出たときに山道の下りでブラケットポジションじゃうまく調整できないから、ということで下ハンドルを握ってたら首がすごく痛くて気分が悪くなったのでブラケットポジションを下りで無理なく使えるようになったのは非常に大きいです。

R451の比較をしておくと、ブレーキの限界性能が違う感じがします。あくまで体感ですが、坂道を下ってい止まろうと思ったときにそこまで力をかけず止まりたいところで止まれるのがRG957、力を思いっきりかけて何とか止まれるR451という感じです。少し言い過ぎな気がしないでもないですが、RG957は少し効きの悪いVブレーキみたいなイメージです。R451は普通のキャリパーブレーキ止まりって感じです。

まあ体感の話なので難しいですがロングアーチブレーキの最高峰ということもあってイチオシです。お金出してでもロングアーチブレーキで一番効きのいいやつでって言われたらこれをお勧めしたいです。

参考までに普通にULTEGRAのR8000系ブレーキを使ったときと比較するとやはりブースタが加わっているのもあってBR-R8000の本来の性能にはRG957は及びません(オフセットブレーキシューがダメすぎたというだけの話です)。こっちはイメージで言うと普通のVブレーキぐらいよく止まれます。

まとめ

ロングアーチブレーキの最高峰なだけあってその中では一番効きがいいことに間違いありません。少々定価だと高いですが。それでもロングアーチブレーキの効きに不満がある人は変えたら世界が変わると思います。

これで以上となります。お読みいただきありがとうございました。

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