METIS PLUSに忍者五とATX電源を積んでコンパクトで最速のPCを目指す。ぎゅうぎゅう感のロマンはすごいです…

METIS PLUSと言えばおしゃれでアルミケースで色んな色がある。それでいながらとても安価で扱いやすいケースということでITXケースの中では非常に人気がありますね。

そんな人気のMETIS PLUSだかからこそ変なことをする人が後を絶ちません。例えば268mmの大型グラボを入れてみたり、MicroATXマザーボードを入れてみたり…

まあそんな私はMETIS PLUSにグラボを2枚積みするという実用性の欠片も感じない謎のことをやっているわけです。そのときの記事は以下です。

今回はそのグラボを2枚積みする以前に、このMETIS PLUSに巨大CPUクーラー忍者五とATX電源を積んで、CPUにはRyzen 9 3900Xを採用するという当時は最速のCPUを搭載していたのでその備忘録です。

目次

構成

今回の構成の目玉は何といっても高性能CPUにコンパクトケース、それに忍者五という圧倒的高密度なPCというところですね!

使ったパーツは以下になります。

  • CASE: RAIJINTEK METIS PLUS
  • CPU: Ryzen 9 3900X
  • CPUクーラー: 忍者五
  • GPU: ASRock Radeon RX570 Phantom Gaming M1
  • M/B: MSI B450I Gaming Plus AC
  • PSU: Thermaltake TR2 Bronze 450W

構成の情報はこんな感じです。一応情報の補足をしておくと、グラボの寸法は「215.14 x 128.98 x 43.65mm」となっていて、これまたk公称値の最大の長さが「170mm」なのでこれも40mm程度はオーバーしてます。本当にぎゅうぎゅうにする気満々です。

また、今回使用する電源はプライグインタイプではないので配線の山になります。

メモリは高さのあるもののため、既定の位置にファンがつきません。大きさなどは測っていないのでどれくらいとは言えませんが…なので数値上の高さは行けてもメモリの高さによってはケースと干渉する可能性はあります。

エアフローを考える

そもそも組み立てる前に大きさに震えることになります。と、いうのもまずこちらのリテールのクーラーをつけている写真をご覧ください。

リテールクーラーの様子

リテールクーラーでも割と隙間が小さく感じますよね。ケースファンとの間なんて見ての通りぎりぎり、マザーボードとATX電源との間もぎりぎりで詰めれるだけ詰めましたと言わんばかりのデザイン。

あ、右上に見えているキュートなシロクマの足は無視してください(笑)移りこんだだけなので…ちなみに長いドライバーは忍者五付属の物だったりします。

さて、くだらない話はこれぐらいにしておいて、次に忍者五を箱から取り出してみます。

そしてこれをサイズを比較するべく並べると…

忍者五と並べてみる

なんとぱっと見はほぼITXのマザボと同じサイズです。驚愕のサイズ感。ある程度寸法を見て覚悟をしていましたが、さすがにこの実物の大きさを見ると入らない香りがプンプンしてきます。

さっき電源とマザボのクリアランスを見る限りそもそも入らない可能性もありますが、仮に入るにしても間違いなく電源との隙間は無いに等しくなると考えられます。

一般的にはケースファンを付ける背面から排熱するのが一般的なので、そうなるように、仮に組もうと思うと電源との兼ね合いでエアフローが最悪になります。

電源は一般的に、ファンが吸気になるようになっているので、ケースの背面から排熱するようにするとなると、電源の部分で忍者五も電源も吸気できないという地獄のエアフローになります。

というわけで取れる選択肢は二つ。

一つはケース背面から排気をする場合は、電源のファンの向きを変えてしまうこと。ただこれには問題があり、ほとんどの電源の場合は、ファンの向きを変えるために封を開けなければなりませんが、この時点で電源の保証が切れてしまいます。

さすがに当時は買ったばかりの電源を、保証を無効にしてまで使うリスクは取りたくなかったので、私は次に紹介するもう一つの方法で対処しました。

もう一つの方法は電源にとって過酷なエアフローになりますが、ケース背面を吸気にしてしまい、CPUクーラーからの排熱を電源に流すという方法です。流れないよりはましですが、あまり機械的には良くないのは目に見えています。ですが、今回はこの方法採用することにしました。

構成的にCPUで熱はたくさん出ますが、構成的にグラボがハイエンドじゃないので、電源側もそんなに高温にならないと踏んだからです。

正直この方法は電源の寿命を縮めるだけなので、保証が切れてもいいという覚悟で、電源のファンの向きを変えるのが一番方法的にはいいとは思います。

あくまで私は保証と構成の観点から後者の方法をとったというだけ。なのでもしマネする場合はご自身の構成と相談されるのが一番です。

さてなので本来とはファンのつける向きを変えたところで実際に組み立ててみます。

実際にやってみた

まず事前にサイズを見た感じケースファンは外した方が良さそうだったので外しました。

そしていざ取り付けようと思ってケースに入れようとしたところ、まず、ファン二つのうちケース背面側のファンを付けたまま取り付けるのは難しそうなことが判明しました。

なので、とりあえずファンを外してヒートシンクの部分を取り付けましたが、背面側に関してはファンクリップを装着してのCPUクーラーの装着ができなそうだったので、ファンクリップを外して、ケースと挟む感じで止めることに。さらにいうなら防振ゴムのせいで奥まで入らないので、防振ゴムも外してなんとかケースに収まりした!

それが以下の写真です。

ぎゅうぎゅう感やばすぎる…

もはや背面側はファンクリップを付けてはできないので、クリップと防振ゴムを外しケースと挟み込む形になっています。しかしこれでもぎゅうぎゅうなのでしっかり固定されています。

また組み立てるときに色々ねじを外して半ば力技で強引に納めているので、入らない場合はフレームをばらして力技で押し込むとできるかもしれません。

さて、ここにさらにグラボを付けます。

こんな感じです。

圧倒的密度…!

グラボも入れるときに干渉するので、電源の延長ケーブルの固定を外したりして入れました。

また、見えにくいと思いますが、上部にケースファンを追加しているのですが、つける場合はこれを先にしておかないと1回ばらす羽目になります。ファンのケーブルの配線ができなくなるのとグラボを入れた状態では取り付けもできません。

これでなんとか圧倒的高密度なPCができたわけですが、エアフローが言葉だけだとわかりにくいので少しだけ説明をしておきます。

エアフローは以下のような感じなっています。

エアフローの構図

エアフローは図の通りになっています。エアフローを考えるの項に書いたことを図にするとこうなるということですね。吸気ばっかりのエアフローです。CPUクーラーの排熱が電源に行くのはなかなか恐ろしいものです。

また、ケースファンを上部に追加していますが、これはグラボの冷却補助の意図をもって付けました。最初はここを排熱になるように取り付けていたのですが、グラボの吸気と喧嘩してしまうらしく、グラボの温度が異常に上がってしまったので、ここもやむなく吸気にしています。まあグラボの位置を考えたら当然っちゃ当然ですね。

なので、あまりのケーブルを固めているあたりは完全に熱だまりになっていて、グラボ的にも若干よくないような状態な気がします。ただ、吸気で十分にグラボもCPUも冷えているのでいうほどケース内の環境はひどくないですが、気温自体は熱いです。

おかげで普段の動作事態に何ら問題はないのですが、部品の寿命を温度で縮めてる感はすごいことになっています。

運用してみた結果

やってみたこととしては、動画エンコードを延々とさせるためにスリープや自動起動などを繰り返したり、シンプルにGPUを使い切るようなゲームをしました。

まずエンコードについても夏場にクーラーなしという地獄の室内環境でずっとエンコードさせていましたが、何ら動作やCPU、GPU、メモリ温度には問題はありませんでした

サーマルスロットリングが発生することもなく電源近辺から異常な熱を感じることもなかったのでCPUを酷使するぐらいなら問題なさそうでした。

次にゲームをしてみました。ルルアのアトリエをRadeon Reliveで配信して、それをAndoroidタブレットでプレイしてGPU使用率が100%になるようにしました。これもすべての温度に問題はありませんでした

結局どっちも全力の負荷をかけるということはないと思うので、この程度のことしかしていませんが、CPUもGPUも全力で使いたいという場合は変わってくるとは思います。

電源容量のギリギリまで使うとこの電源はそこそこ熱くなるので、そういう方はあまりおすすめできませんね。

ただ日常で考えうるような使い方であれば全く問題なく使えたのでやはり気になるのは耐久性というところですが、こればっかりは自分が使っていた期間で壊れなかったので、将来的なことはなんともいません。

ですが上でも書いていますが、熱だまりはできるような状態ですし、電源に温風を流してそれを排熱というのは、やはり、常識的に考えて寿命を縮めるエアフローなので、普通のエアフローと比べると長くは持たなそうです。

ここらへんの判断は読者の方々にお任せいたします。

まとめ

もともとは、このケースにNH-D15Sを詰めている人がいて、ぎゅうぎゅうにしていたので、忍者五でできないかなというのが始まりでした。実際にやってみると、圧倒的高密度なPCを完成させることができました。

しかし、短期的に、一部の部品には問題がなくても長期間の運用になるとどうなるかはわかりませんが、よくはない状態なのは間違いないです。SFX電源を使うなどしてエアフローはもう少し改善したほうがいいのかなとも思いました。

これが実用に耐えうるかどうかは読者の判断によりますが、ケースに積めることはできるという事実だけはわかっていただけたかと思います。

気になった、ロマンを感じるという方は是非やってみてくださいね!

以上です。お読みいただきありがとうございました。

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