TEKTROのブレーキは効かない?ウソ?ホント?色々使ってみた個人的な感想と実際のところをお答えします。

この記事を検索で見つけていただいた方は、そもそも検索をする時点で若干の知識があって、そしてすでに自転車を買ってしまったか、それとも買う前に知識をかじってしまって不安に陥っているかの二択かと思います。

私はそもそも自転車屋に勤めているのでいろんな製品に触れる機会がありますし、ネットサーフィンをしていたりお客様のお話を聞いていると、少し過剰に反応しすぎなのでは?といったことや、間違っていることを広めているなと感じることが割とあったりします。

最近ではネットが普及したことによって伝聞がさらに伝聞で伝わってどんどん歪んでいっているようなことだってありますしね。

そんなネットでよく見かけるのは「TEKTROのブレーキはだめ」みたいなTEKTROをやたら否定する記事が多いです。しかし、よくその記事を読んでみると、一部にはそもそもTEKTROのブレーキを使ったことがないんですが~みたいなとんでもないことを書いてあったりします。

実際に触って使ってみてから文句言わないと、それはTEKTROからすればただ風評被害もいいところです。

というわけで、私は実際に全部持っていますし、使っていますし、なんならVブレーキとキャリパーブレーキも両方使っている(使っていた)のでしっかり使ったうえでの感想でも書いておこうかと思います。機械式ディスクブレーキも所持はしています。組み付けてはないだけです。あとで触れますが、なんならTRPのブレーキも使っています。信者ってわけではないですがね…。ディスクブレーキは試乗で乗った範囲でしかお答えはできませんので、簡単にだけ触れておきます。

(追記)ディスクブレーキの検索でたどりついたいる方が多いので、ディスクブレーキについて情報を増やしました。

目次

そもそもTEKTROってどんなメーカー?

まずはここからお話していきましょう。TEKTROは台湾メーカーです。1986年創業で30年間自転車用ブレーキを作り続けてきたとのこと(メーカ公式ページより)

日本国内でも「サイクルベースあさひ」が総代理店として現在は仕入れ、展開をしています。なのでブレーキの単品販売も普通に行われています。

サイクルベースあさひさんで取り扱う製品はサイクルベースあさひでの販売のみが多いイメージです。卸売もしているはずですが、他の場所で販売されているのを見かけるのはまれです。

単品販売以外だと、完成車に付属するケースですが、国内でTEKTROのブレーキに触れるのは大半このケースで、非常に多くの自転車にTEKTROのブレーキは完成車にアッセンブルされていますね。

例えば有名どころだと、GIANTのESCAPE R3やCONTEND 2など、エントリーモデルには多く採用されている傾向があります。GIANTはブレーキはコストカットが入っていることが多く、TEKTROの採用率は圧倒的です。

そんなTEKTROですが、信用のないメーカーかと言われたらそうでもないです。これに関しては、主観でもなんでもなく、様々なメーカの完成車のブレーキとして採用されていることから明らかでしょう。

コストカットはもちろん致し方ないことですが、それで安全性を犠牲にしてはいけませんよね。それでいて各社が採用するということはブレーキとしての性能も問題ないということです。つまりそんなにメーカ的にも、制動力も問題なく設計されているということなのです。

さて、メーカ的にも問題ないTEKTROはなぜあまり良くない評判を聞くのでしょうか。これは順を追って説明するとして、TEKTRO自体は問題ないメーカと言える証拠を次に紹介します。

TRPって知っていますか?

皆さんはTRPというメーカをご存じでしょうか。一部のマニアックな方は知っている方も多いと思いますが、知っている人は少数派かと思います。

最近ではダイレクトマウントキャリパーブレーキやディスクブレーキでの採用があったりするので、偶然自分のクロスバイクやロードバイクに組みつけられていて知っているという方もいらっしゃるかもしれませんね。

実はこのTRPというのはTEKTROのレーシングブランドのことです。TEKTROという名前をなぜ使っていないのかは存じ上げませんが、TRPという名前でレーシングブランドとして売り出しているという事実があります。

実際TRPのブレーキというのはよく効きますし、軽量化に特化したブレーキなど色々とがったアイテムを作っています。

私の使っているTRP RG957の写真

冒頭でTRPのブレーキを使っていますなんて書きましたが、TRPの「RG957」というキャリパーブレーキを使っています。お値段は定価だと余裕の2万円オーバーです。これぐらい出すなら当然よく効くブレーキでないと困るわけですが、実際に非常によく効くブレーキ。

このTRPの項で何が言いたいかと言えば、しっかり効くブレーキだって作れますし、なんならレーシングブランドも持っているだけあってレースシーンでも使われているケースだってある、しっかりとしたメーカなのです。

自転車用ブレーキを作り続けてきたTEKTROの歴史は伊達ではないわけです。

ここまで聞くと、こんなしっかりした部品を作れるのに、なぜ良くない評判を聞くのかますます謎になってきますよね。次は実際にどんな話を聞くか見ていってみましょう。

巷での評判

さくっと完結に書いてしまいます。

「TEKTROのブレーキは効かない!!」

これに尽きるのではないかと思います。

そしてこれを補足するかのように「シマノ製ブレーキに変えたら良くなった」、「走行中にブレーキが壊れた」みたいな話が続いていくわけですが、結局元をたどると「TEKTROのブレーキは効かない」という原点にたどり着きます。

なぜそんな評判に?

この評判というのはなかなか曲者で、何が曲者かというと、こう言っているのと一緒なんですよ。

TEKTRO(というメーカー)のブレーキは(全て)効かない!!

「TEKTROのブレーキが効かない!!」というと、TEKTROのすべてのブレーキが効かないという評価に聞こえてしまうわけです。平たく言ってしまえば主語が大きい。何も知らない初心者の方がクロスバイク探しをしているみたいなシチュエーションだとコロッと騙されてこんな風に聞こえるんですよ。

こんなこと言ったら大バッシングを受けそうですが、これも含んでいるのと一緒なんです。

「シマノの(CLARIS)ブレーキは(DURA-ACEよりも)効かない!!」

知っている人からすればそりゃそうだろうよとしか言えません。

初心者の方が読みに来ていることも想定して書いておくと、CLARISはシマノのロードバイクコンポーネントのほぼ最下位グレードで、DURA-ACEというのは同社の最上位グレードのコンポーネントのことを指します。簡単に言えば最下位グレードと最上位グレードを比較して効かないって言っているんです。

当然ながらTEKTROのブレーキにだってそもそも仕組みだけでもVブレーキ、キャリパーブレーキ、ディスクブレーキとあり、それに加えてグレードだって存在しています。

これを一括りにこのメーカーはだめと言っているのが誤解を生む要因になっているのです。

今まで聞いたことある中だと、TEKTROのブレーキだから効かないんでしょ?なんて言われたことがあるわけですが、Vブレーキをさしてそれを言うんですね。本当に使ったことすらない人がこれを語るんだなぁなんてその時は思いましたが、まあ変な決まり文句みたいなのが広まってしまっている以上は仕方のないことなのかなと。

実際のところは私の感想は後述しますが、当然高いグレードのブレーキは効きますし、Vブレーキなら大体問題なく使えます。

まあ信じるべきは自分の感覚なので、あとは私の個人的な感想でもあとは書いておきます。あくまで一個人の意見ということで。

実際に筆者の感じたこと

実際に使って感じたことを書き残しておきます。あくまで個人的な感想というのだけあらかじめお断りしておきます。

キャリパーブレーキ

製品の型番的には現在販売されるものだと、R539のグレードですね。これぐらいのグレードの製品を最初は使っていました。色々試した結果TRPのブレーキにたどり着きました。

当初のブレーキ

ここまでTEKTROを擁護しておいてあれなんですが、インターネットの評判通りのような酷いブレーキでした。全然効きませんでした。

とは言え、思い当たる節があり、この自転車はデッドストック品を購入したものなのと、元の値段も相当安い部類(販売価格で7万円ぐらいのメーカー製ロードバイクです)だったのでグレード自体も最下位レベルの物です。

どれくらい効かなかったのかというと、デッドストック品でタイヤもグリップ力が低いにも関わらず、ブラケットポジションでのブレーキで後輪のロックはできず、下ハンドルを握って思いっきり握ってみてやっとロックできる程度の効きでしかありませんでした。

ブラケットポジションでの効きはあまりにも酷く、力いっぱい握っている状態でダンシングで力をかけると、ブレーキが負けて進みだしてしまうぐらいでした。

ただ、これはTEKTROのブレーキが悪いかと言われると実際のところそうでなかったんですよね。

理由としては、ブレーキシューの剛性がない&ゴムの劣化、ホイールとの相性も悪かったのが原因と考えられます。そのため、ブレーキシューをULTEGRAグレードの物に買えたら効きは良くなりましたし、ホイールをMAVICのリムで組んだものに変えたら効き相当良くなりました。

つまり、TEKTROのブレーキが絶対悪なのではなく組付けられているシューと、ホイールによって効きが悪くなっていたのです

しかし、一般の方だとブレーキシューを変えるとか、ホイールを変えると効きが良くなるなんて考えないのでTEKTROというブレーキが悪いと思い込んでしまうわけです。しかもインターネットにはTEKTROのブレーキは効かないと噂されているのですから、間違いないと確信してしまう後押しになるわけですね。これで何も知らない方から新たなTEKTROアンチの誕生というわけです。

結果、このTEKTROブレーキ周りは何がダメだったかと言えば、劣化と組み合わせの悪さだったわけです。あとは部品の劣化ですね。組み合わせの悪さはメーカの管理不足というか検証不足なところが大きいと思いますし、正直TEKTROが悪いとは言えません。

実際の効きってどの程度だったかといえば、ブレーキシューを変えてやればシマノのエントリーモデルより少し弱いかなぐらいで効きました。全然効かないというレベルではなく、値段相応の効きだったわけです

RG957

まあこの自転車はツーリングに使うつもりだったのでいろんなブレーキを試して変えていって、最終的にはTRPのRG957に落ち着いたわけですが、このブレーキは6800系のULTEGRAのブレーキぐらいは効くイメージです。やっぱりTEKTROはやればできるメーカですし、グレードが低くても値段相応に効きます。

まあ上記のはロングアーチ規格の話なのでノーマルのアーチサイズと比べると、多少は効きにくい部類になります。仕組み的にこれはシマノだったからと言ってどうにかなる問題でもないです。

ノーマルアーチの話をさせてもらうと、GIANTのCONTEND採用されるようなブレーキだと正直、全然困らないぐらい効きます。もちろんシマノの上位グレードに変えたらもっと効きは良くなりますが、不満を感じていないのに、わざわざ交換する必要はないぐらい効くじゃんっていうのが個人的な感想です。

BR-R8000

キャリパーブレーキの総評としては値段相応の働きはしてくれます。あまりにも効かないと思ったら、シューが原因のことも多いので、ここらへんはブレーキが悪いというよりは相性の良いシューを選ばない自転車メーカが悪いというのが正しいかなぁといった感想です。

Vブレーキ

これも少し特殊ですが、私はGIANTのESCAPE R3を街乗り用に所持しているので、TEKTROのRX1というショートアームVブレーキという、普通のアーム長の物と比べると絶対的な制動力は弱めの製品を使っています

TEKTRO RX1

実はシマノのDEOREグレードのBR-T610という製品も所持しており、一時期異音の原因を探るためにフロントに装着していたのですが、多少コントロール性が良くなったぐらいでTEKTROと雲泥の差とも思えなかったので、結局もとに戻しました。

このブレーキの効きは上述のように理論上は絶対的な制動力は低い製品なのにも関わらず簡単にロックできるぐらいにはよく効きます。絶対的な制動力が低いのもあり、そんなコントロール性が悪いということもありません。

巷ではカックンブレーキとか言われていたり、TEKTROのブレーキは柔らかいなんて言ったりされますが、それはおそらくシューの剛性に起因する部分が大きいです。シューを変えるだけで握ったときの感じは全然違うのを知らない方が多いのでブレーキを交換したおかげでかっちり感が出たと感じる方が多いです。

このせいでTEKTROのVブレーキは「TEKTROのブレーキは効かない!!」という文言に巻き添えをくらい、仕組み的に制動力が高く、実際使っても問題ないVブレーキが、さも良くないかのように書かれているのを実感できました。こうやって噂は広がるんだろうなと。

そもそも、Vブレーキは仕組み的によく効くものなので、TEKTROのVブレーキを使っていて不満があるなら、まずはブレーキシューを変えるのがいいと思いました。まあブレーキ本体ではなく、ブレーキレバーの方に原因がある場合もあります。ここら辺を切り分けする自身がないなら、交換しなくてもいいのではないかと思います。

総評すると、Vブレーキは制動力は全く問題ありません。細かいところが気になるなら交換すればいいのではていう程度です。私は一切交換する必要性を感じませんが。

一応補足しておくと、TEKTROのブレーキは一つだけシマノ製を大きく違うなと思うところがあって、センターが狂いやすいことです。ただこれはねじ2本で調整できるので、いうほど気にすることでもないかなと思っています。細かいところが気になる人にはとても気になる部分かもしれません。ですが、TEKTROのブレーキが効かないというのとは全く関係ありません

ディスクブレーキ

あらかじめ断っておきますが、これは試乗の範囲内でしか私は答えられません。あとは整備の話とか。

(追記)ディスクブレーキ関連でたどり着く方が多いのでしっかり使ってみた感想も残すことにします。

と、言いながら、実は部品は持っています。手元に組めるフレームがないというだけです。一時期使ってはいましたが、用途の都合であんま乗っていなかったですね。

TEKTRO NOVELA(機械式)

ディスクブレーキもVブレーキ同様なので、制動力の強さが気になることはありません。それ以外の評価の要素は私は評価できなそうなのでしません。

加えて、ディスクブレーキにも油圧、機械式とありますが、どちらもブレーキに効きに関しては差はそんなにありません。一般的なメンテナンスでの差はありますが。

整備に関して言うなら、ブレーキパッドにも規格があり、大体はメーカ、仕組みごとに専用品になるので、TEKTROのブレーキシューは取り寄せになることが多いのが欠点になります。最近の物だとシマノと同じ形のものもあり、交換も容易な場合もあります。簡単に言えば、「ものによる」ということですね。

TEKTRO Iox.11

これは丸いパッドですが、四角いパッドもありますし、それぞれ専用品なのは見るからに明らかだったりします。写真は手持ちのIox.11というパッドですが、やはり一部製品にしかつきません。

総評としては、パッド以外はTEKTROのディスクブレーキでも悪い噂は耳にはしませんが、実際に油圧で山を下ると違いとかあるかもしれません。ですが、ここら辺は山道では使っておらず評価できませんので、ノーコメントです。ただ街乗りや平地で使う程度ではTEKTROからシマノ製に交換するメリットというのは、パッドの入手性の良さの改善ぐらいしかない気がします。同じ形ならば、ブレーキキャリパーを交換する値段ほどのメリットはないんじゃないかなぁというのが正直なところです。

仮にTEKTROのディスクブレーキが効かないとか、音がうるさいとか思うならパッドを交換するなり、ローターを交換すれば良いと思います。

10年ぐらい昔にシマノの機械式ディスクブレーキを使っていましたが、グレードが低かったり、今ほど普及していなかったのもあって、ローターが当たってシャリシャリ言うわ、音も思ったより鳴るわと今のTEKTROの油圧の方が幾分ましなんて状態でしたね。結局メーカーがどうとかよりも、しっかり整備して正しい使い方ができるかにかかっていると思います。特に、仕組み的によく効くVブレーキやディスクブレーキはそうですね。

ディスクブレーキの総括としては、これはVブレーキよりもシマノ製との差を感じるようなシーンは少なく、効きが悪いということはありません。ブレーキタッチが違ったりしますが、ここら辺は好みの問題になります。

まとめ

TEKTROは悪いメーカではありませんし、効きに関しても価格相応で効くのが本来の姿です。

しかも効かないというのはキャリパーブレーキに限った話で、Vブレーキやディスクブレーキに関しては制動力に関しては全く問題ありません

キャリパーブレーキが効かないのも、シューやリムとの相性の割合が多く、TEKTROのブレーキ本体が悪者というのは正直なところ違うんじゃないかなというのが私の感想です。もちろん上を見たらきりがないですしね。

この記事についてもそうですが、書いてあることを鵜呑みにするのではなく、記事を読んで、ご自身で判断をするのが間違いありません。自分でこのブレーキは十分効いているというのであれば問題はありません。あくまでここには私の感想が書いてあるだけなので。

TEKTROのブレーキもグレードが高くなれば効きが良くなるので、TEKTROのキャリパーブレーキだからと言ってすぐ交換、これは効かないものだと決めつけるのも良くないかもしれません。良いものなら交換はしないで良いケースも多いと思います。

是非ご自身にあったブレーキを見つけてください。

では、よい自転車ライフを。

以上です。お読みいただきありがとうございました。

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カテゴリー: 自転車

6件のコメント

  1. MTBのやつはどこのメーカーの安いやつでもそれなりにガツンと来るのでブレーキかけているってわかります。
    本当にやばいテクトロのディスクブレーキはロードやグラベル向けの完成車についている一番グレードの低いやつです。これは触れば一発でまずいとわかると思います。上ハンで止めようとすると滑り続けてローターに油がついたかと思ったくらい。街乗りレベルでも危なくてキュルキュル音鳴りも不快。
    こいつの性質の悪い所は10万円未満のグラベル完成車によくついてくるとこで、怖い思いしている人も多いはず。
    上級品を買わせたいのか速度コントロールと割り切った設計思想なのかわかりませんが…。キャリパー自体はおかしな作りではないのでパッド交換すれば平気かと思いますけどね。

    1. コメントありがとうございます。

      この記事では具体的な車種は出して無かったのですが、STIで引く物だと代表としてはFELTのVR60(2018)を数百キロ程度乗ったことがあります。

      これはブラケットポジションでも、ロックできる程度には効いたので、音はさておき、そこまで効かないってことはないと思ってます。全力で坂を下っていたとかならわかりません。対向式ピストンのやつなので、片方だけのに比べたらマシだとは思います。

      おっしゃる通り、パッドにもかなり左右されるので、その面が大きいのかと思います。結局、キャリパーだけでなく、リムブレーキの車体と同じように、組み付けられてる部品との相性の面も大きいと思うので、やはりTEKTROが悪いとまでは言えないかなと感じます。あくまで個人の感想ではありますが。

  2. PROWHEELのクランクの記事からこちらにやってきました。キャノンデールのQuick3に付いているTEKTROの油圧ディスクブレーキ、HD-R280(ローター径はF160mm R140mm)を街乗りで2000km走った感想で言えば、雨天の長めの下り坂でもまったく問題なく効いてくれますね。むしろクロスのスピード域ではよく効きすぎかも…。
    パートナーがTreadwell2に乗っており、そちらも同じブレーキが付いていて2200km、ブレーキに関しては新車時から馴らしが終わった後の追加のエア抜きなどはしておらずノーメンテ()で走っていますがよく効いています。
    比較対象としてはジャンル違いになってしまうかもしれませんが、ロードではシマノR7020油圧STiレバーを主にブラケットポジションで1700kmほど乗った感じと比べて、速度域の違いこそあれ正直そこまで劇的な違いはわからなかったです(笑)
    Treadwellに至ってはブレーキはTEKTRO、クランクはPROWHEEL、シフター・ディレーラーとスプロケはmicroSHIFTとシマノ製品は一切使われてないですが、街乗りクロスとしてはいい意味で「ちょうどいい」気兼ねなさがありつつ「相応に」よく走って止まってくれるので不満はないですね!
    完成車のコストカットというワードのせいで悪者にされがちですが、これらの台湾メーカーが悪意ある評価で風評被害受けまくってるのが不憫でしょうがない…

    1. コメントありがとうございます。

      そうなんですよね、クロスバイクについているディスクブレーキすら十分すぎる、というか効きすぎなくらいよく効くんですよね。
      シマノと比較すると、ブレーキのタッチが違うだけでここは好みの問題。本来なんら問題ないのに、このブレーキのタッチのことすらTEKRTOは効かないと言う妄信的な人もいますしね。
      そんなにグレードの高くないロードの油圧ディスクは100km前後しか乗ったことがありませんが、それでも全く問題なかったですし、そう思うのは私だけか?なんて思っていたので、Nokiaさんも同じような印象を抱いたみたいで安心しました。

      極端なことを言えば、ブレーキはきっちりと止まってくれることが大切でTEKTROでもそれは問題ないです。なのにTEKTROのキャリパーブレーキが組み付けの問題などで効きの悪いことが有名になってしまったせいで、TEKTRO何もかも悪いみたいになっているのが悲しいです。
      PROWHEELやLASCO、Joytech等の台湾メーカーはほとんど価格相応かそれ以上の出来です。よくコスト内にその性能を収めていると思います。
      国内の格安○○人気に垣間見る、日本人のコスト以上のものを求める精神にも由来するのかなと、邪推をしてしまいます。

  3. 自分は数日前に中古販売店舗にてGTの最近のモデルを奨められたので
    購入し整備士さんが乗り出し前に点検整備をしてくっれましたが
    試乗してもブレーキの効きが悪いと分かる様な道路では無く国道沿い
    ガードレール内だったので人も歩いて無い所を30メーター程度走った
    だけで持ち帰り知人の所へ出かけてみて気が付きました
    握りしろも手が小さい自分では開き過ぎて1センチ位しか握れず
    思いっきり握ってもロックは出来ずするすると滑ってしまう感じで
    これは急な交差点でのガックンブレーキに慣れてる自分には危険な
    感じでした、自分はモトクロスをレーサーを買って練習にA級選手と
    行くくらいレースにも出ました昔ですけど、ですからブレーキレバー
    でフルブレーキングすると自転車は良く止まる物だと感心してました
    しかし、パットが無いのか整備士さんも焦って「うーん、ディスクに
    何か塗ってたのかも今朝入って来たGTなので。。。」っと言って
    首傾げちゃってサイクルベースあさひさんにパットは有ると思いますと言う情報はくれましたがプロのメカニックがそのまま渡しちゃダメ
    ですよね、自分は何のことか分かりませんでした。
    機械式のワイヤーで引くタイプの物でレーサーメンテも勿論やってた
    のですが片押しピストンで一枚を押し付ける作りだと調整して分かりましたが試乗してもまだ駄目なので一回外して見ないといけません
    夕方に成ったので見えないのと面倒なのでやってませんが怖くて乗れないレベルですね。こういう事になってはユーザーの多くは専門的な
    メンテナンスなどもっと知らない人達では無いかと思いますから
    問題を解決に至らず買ったトコは遠方や面倒は基本見ないし一見の客
    はそのショップのお客様と言ってくれるのは新車買わないとならない
    そんな業界の大人の都合でキャリパー交換やパーツ弄りで業界は
    潤うもんですけどね、自分やるしかない所へ追い込まれたら諦めるか
    やって出来たら嬉しくてハマるとかですかね。
    また報告します

    1. コメントありがとうございます。

      大変な思いをされましたね。お怪我などは無かったようで良かったです。

      整備士の仕事は安全な自転車をお客様に提供することにあると思っています。
      当然、中古の自転車の場合はメーカーには責任がないので、その場合は整備側がきちんとしなければなりません。

      個人的に思うのが、「自転車は人の命を預かり奪うかもしれない乗り物」という認識が足りていない人が整備側にもお客様側にもあるのかなと。
      それは最終的に整備コストや生産コストに繋がってくる話でもあり、業界の問題とも思っています。
      しっかり整備を行うためにはそれ相応に時間が必要ですし、それにはコストを賭けなければならないわけですが、それに対して自転車という物そのものが安すぎて心理的に難しい部分があることが業界的に問題がある部分なのではと思います。

      書かれている内容は。販売店側がもっと販売価格を高くして時間をかけて確認を行えば防げたようなトラブルに思えます。
      ですが、現実的な仕入れ値や業界的な販売価格でそうもいかないのが現実で、そういったところは難しい部分かなとも業界を知っている者としては感じます。
      もちろんお金を多く払うから整備してくれという人が多いのも十分に知っていますが、現実では平等なサービスを行うという点でそうもいかないものです。

      これは新車販売のコストでも同じようなことが起きて、だからこそコストカットが行われ、時々とんでもなくブレーキの効きが悪い車体が販売されたりもする部分にもつながっていると思っています。
      こういう大人の事情で業界が潤うのは間違いないでしょうが、安全性と利益と人の心理のバランスを考えるなければならないので難しい問題ですね…

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